結婚式の晴れの舞台。どれもこれも式場側で手配して貰うとお金もかかる。それだけでなく真心が籠っていない様な気がする…。だからなのか、「これだけでも！」という意気込みで、最近では結婚式で使うペーパーアイテムを手作りにするカップルも非常に多いように感じます。
私が参加した結婚式で見て、これはすごく凝っているなと思ったもの、友人の出席した結婚式での工夫の凝らされたペーパーアイテムについて御紹介させていただきます。
私の友人であり当日花嫁だった彼女はデザイン関係の仕事をしていました。当日の花嫁の美しさもさることながら、その式も素晴らしかった。中でもすごいと思ったのは、デザイン性豊かなペーパーアイテムでした。これは思わず持ちかえって、丁寧に保存しておこうという気になってしまうようなものでした。
著作権の問題もあるのかもしれないのですが、友人は大好きなディズニーキャラクターを使った席次表を作成。各キャラクターが合わせた綴目をまるで押さえているかのようなデザインで、さらに席札は一人ひとりの名前の横にシルエットのみの別々のキャラクターを配置していました。
招待客それぞれ違うキャラクターが描かれていたので「あなたはどのキャラクターでしたか？」と見知らぬ人でも会話が弾んでいるようでした。小さなお子さんからご年配の方まで、皆楽しそうにしていたのが印象的な式でした。後から聞いた話しですが、友人はこれを全て印刷所を通さずに自宅で出力し、ハサミを使って一枚一枚切りだしたのだそう。「そのほうが心がこもっているでしょう」と言われ、矢張り結婚式は一貫性の通過儀礼などでは無く、その人それぞれの神聖な儀式なのだなと実感するものでした。
私ではなく、私の友人が出席した結婚式について面白い話を聞いたことがあります。その結婚式で使用されていたペーパーアイテムはすべて和紙。1つひとつに少しずつズレがあるそうですが、同じ美しい蝶や花が千切り絵で描かれており、その全てが芸術性豊かなもので、式そのものも和のテイストで大変美しかったのだそうです。結婚式に出席した友人からも「参加させてもらってとても満足している」という言葉が飛び出すほどのものだったみたいです。
くわしく話を聞いてみると、席次表は三枚に折られたものが届き、開くと中には美しい蝶が舞っているように見え、美しかったのだそうです。席札も千切った和紙が毛羽立ち、それを生かした形で花が描かれて、眺めているだけでも十分に目を楽しませてくれたみたいです。
どこの結婚式でも最近は自分で作ったアイテムでおもてなしをすることが流行りですが、1つひとつ工夫が凝らされて、どんな式に出席するのも楽しいものです。
印刷機がなくともアルファベットの判子で、席次表にWedding reception、なんて押されているだけでもなんだか手作りのいい味が出て暖かい気持ちになれるんじゃないでしょうか。
（Photo by http://www.igosso.net/flk/4580426902.html{お台場で結婚式なう。 By. tamakisono}]）
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