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高校生の読書感想文におススメの本3選

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高校生が読書感想文を書くときに選ぶ本は、自分が読みたいと思う本である事は大切ですが、あまり短絡的過ぎるようなものより長編小説のような、文学的な本を選びたいところです。 高校生が感想文を書く時におススメの本を選んでみましたので参考にしてみて下さい。 芥川賞受賞作家の長篇小説作品であり、この作家ならではの透明感のある美しさと、澄んだ空気のような世界観を、読みながら感じる事ができ、読み終えた後の清々しさに加え、何か考えさせられるような内容となっています。 独特の抽象的な表現は、入り込むまでに多少時間は掛かるものの、本の帯にも書かれている「何をなくしたのか私にもわからない」という、淡々と全てが消滅していく世界は非現実的でありながら、何故か現実世界とも重ねられるような不思議な本です。 読み応えも十分ありますので、高校生にも是非チャレンジして、読んでほしいボリュームかと思います。 NHKのドラマにもなった司馬遼太郎の作品でもあります。司馬遼太郎作品の中でも、その評価は特に高いものとなっていますので、是非高校生にも手にしてもらいたい一冊です。 明治という時代を生きてきた、日本という国を守ってきた人物達の、誇り高き精神を、感じる事が出来る作品であり、読み終えるまでに時間は掛かるものの手にして損はない本だと思います。 司馬遼太郎ならではの、正岡子規を中心に、日露戦争で活躍した秋山兄弟など歴史的な人物が登場する辺りも学生におススメです。 言わずと知れた太宰治の名作となっていますが、多くの作家も敬愛し、時代を超えて読み続けられている文豪の作品は、高校生になったら目を通したい所です。 太宰本人とも言われている、どうしようもなく嘘つきで、女性にだらしがない主人公ではあるものの、不思議と同情してしまうような儚さがあり太宰作品の魅力を知る上では、外せない一冊だと思います。 また、高校生にも読みやすいようにアレンジされた物も出版されているので、苦手な人でも挑戦しやすくなっているのも魅力です。 最年少で文藝賞を受賞し、作家デビューした綿矢りささんは高校生の時に読んだ、太宰治をきっかけに本格的に小説を書き始めたそうですが、読書感想文をきっかけに、好きな作家と巡り合う事が出来たら良いですよね。 太宰治をはじめとした、文豪作品に触れておく事は今後一般常識としての知識も備えられるので、芥川賞や、直木賞などの受賞作品を参考に本を選ぶ事をおススメします。 (Photo by http://www.ashinari.com/2009/05/08-019189.php)

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