就職活動は求人情報の収集から始まります。しかし、ただ集めればいいというわけではありません。就職を成功させるためには、質の良い情報を効率的に収集する必要があります。
参考として、著者が実際に行った求人情報の集め方、情報収集のポイントなどを紹介します。
求人情報の収集先は、大きく分けて次の4種類に分類されます。
(1)職業紹介・斡旋機関
(2)印刷媒体
(3)インターネット
(4)メディア以外で入手する生情報
求職者に仕事を紹介・斡旋するための公的な機関です。著者は、地元のハローワークをよく利用していました。
地元中小企業の情報が豊富にあり、求職者へのアドバイスや職業訓練などの相談に応じてくれます。
厚生労働省の認可を受けた民間の人材斡旋機関です。著者は、リクルートエージェントに登録し、時々求人情報の検索を行っていました。
一般には公募していない求人情報が得られ、専門のコンサルタントから企業情報や転職アドバイスを受けられます。また、面接の日程、待遇の交渉なども行ってくれます。
新聞は毎日発行されるので、情報が新鮮です。著者は、新聞を取っていなかったので、新聞を読む機会があるときだけチェックしていました。
経済新聞は金融、英字新聞は外資など、新聞ごとに掲載される業界の傾向があり、得意分野が異なります。
週刊や月刊で発行される、求人情報に特化した雑誌です。著者は、地元の企業に就職したいと考えていたので、週刊で発行される地元の求人情報誌を必ずチェックしていました。
新聞の求人広告に比べて掲載数が多く、広告スペースが大きくとってあるため見やすいです。また、業界別、勤務地別に分類されており、目的とする情報を探しやすいです。
求人情報誌のインターネット版のようなものです。著者は、ハローワークインターネットサービスを使い、地元の求人情報を探していました。
求人情報の検索機能があり、目的とする情報を探しやすいです。毎日更新されるものが多く、新鮮で幅広い情報が入手できます。
転職に関する様々な情報を提供するサイトです。著者は、リクナビNEXTに登録し、時々転職関連の情報を収集していました。
利用者専用のページで応募状況やメッセージ管理ができます。また、Web応募機能を持っています。
1つの会場に複数の企業が集まって行う合同説明会のようなものです。著者は、地元で開催された合同説明会に数回参加したことがあります。
業界全体の雰囲気を掴んだり、最新情報を得ることができます。また、一度に多くの企業と接触できます。
志望業界で働く友人や知人のことです。業界・企業の採用動向を知ることができます。著者は、採用動向の調査をおろそかにしてしまい、転職活動に苦労した経験があるので、調査は欠かさないようにしましょう。
絶対に譲れない条件、妥協できる条件など、希望条件に優先順位をつけておくと、情報を収集しやすくなります。
複数の媒体を利用することで、多くの情報を得ることができます。自分が使いやすいメインの情報源を頻繁にチェックし、サブの情報源を定期的にチェックすることで、効率的に情報を収集することができます。
会社側の採用基準と自分の能力・スキル・経験に差があれば、内定を獲得できません。よって、採用基準と自分の能力などを十分照らし合わせ、採用の可能性や補うべきポイントを明確にしておきます。
情報収集で手を抜くということは、就職のチャンスを自ら捨てるのと同じことです。手を抜かずに頑張りましょう。
(Photo by足成)
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