はじめに
世の中にはいろいろな恋愛パターンがありますが、その中でも遠距離恋愛は多くの人が経験する可能性が高いものではないでしょうか。
進学、就職、転勤などで近くにいたのに離れてしまうパターンもあれば、旅先や帰省時の出会いで、遠くに住む人と出会い最初から遠距離恋愛の場合もあります。後者の可能性を考えると、いつ自分が遠距離恋愛をスタートすることになってもおかしくないと言えますね。
実は遠距離恋愛経験者の筆者から、遠距離になる前に知っておいた方がいい、遠距離恋愛の心構えをいくつか紹介していこうと思います。これから離れてしまう予定のある方はもちろん、そうでない方も、もしもの時に備えて頭の片隅に入れておいてくださいね。
1:メールや電話についてルールを作ろう
会う回数が普通のカップルより少ない遠距離カップルは、メールや電話が命綱になります。特に男性に多いのですが、最初はマメに連絡をしていても、段々減っていってしまうんです。会えないうえに連絡もあまりしないのでは、不安になるな、という方が無理なもの。
そこで、最初からルールを作っておきましょう。
例えば、「1日1回はメールか電話をする」といったように大まかなルールが望ましいです。
「おはようとおやすみと、仕事の休み時間と、仕事終わりにメールする」など、時間設定まで細かくしてしまうと、連絡が義務に感じられ、うっとおしくなってきてしまう人もいます。「どのタイミングでもいい、できる時に1回はしてね」位のスタンスでいることが重要です。
2:クレームは最初が肝心
クレームと言うと聞こえが悪いですが、遠距離恋愛が始まると、会う回数や連絡の回数、電話の時間などについて、「もっとこうして欲しい」という思いがどちらかに生じることが多いです。
そういった「要望」を言えずに、ずっと我慢して何ヶ月も経ったある時に急に言っても、相手は「なんで今さら?」と不満に思う可能性が高くなると思います。そのため、要望は最初のうちにきちんと伝えることが大切です。喧嘩腰に言うのではなく、冷静に話すように心がけましょう。
特に電話で言う場合、相手の顔が見えないことから誤解が生じやすいので、注意が必要です。
3:会いに行く回数がかたよらないようにする
お互いが同じ回数くらい相手のところに行けていればいいのですが、どちらかにかたよることが長く続くと不満が生じやすいです。「なんで私(俺)ばかりが行って、向こうは来てくれないんだろう」と思い始めるともやもやして、会っていても心が晴れなくなってきます。
距離にもよりますが、遠距離恋愛は会うのにお金がかかります。行く方がかたよると、当然そちらに金銭的な負担がのしかかることになります。相手に甘えて、なあなあにしていると、心が離れる原因にもなってしまいます。
どうしても仕事の都合などで行くことが難しく、来てもらうばかりになるのなら、移動費を折半するとか、全額負担するとか、配慮が必要です。
4:会っているときの喧嘩を怖がらない
遠距離恋愛をしていると、会っている時間の貴重さが通常の恋愛より大きく感じられます。これはマンネリ防止にもなって、いい面もあるのですが、限られた会っている時間を楽しく過ごすべきだと思いすぎてしまうことがあります。
そうなると、喧嘩をする時間がもったいないと思い、言いたいことを言えなくなってしまうんです。もちろん、会っている時間はなるべく楽しく会話をして、明るくさよならすることが大事ですが、言うべきことを我慢するのは2人の関係を長い目で見た時に、絶対によくありません。
会っている時に喧嘩をしても、がっつり話し合って早めに仲直りすればいいのです。
時間を惜しんで、喧嘩を怖がってしまわないよう気をつけてください。
5:根拠の無い浮気疑惑を相手にぶちまけない
見えない時間が多いと、相手が浮気しているのではないかと不安になることがあります。証拠を見つけたり、怪しいと思う事がある場合はきちんと話すべきですが、ただ会えない不安からくる浮気疑惑は言われた相手も、不愉快になってしまいます。
思うのは仕方がありませんが、相手にぶつけるのはやめましょう。最初は「大丈夫だよ」と優しくなぐさめてくれていても、しつこく言い続けると、「じゃあどうすればいいの?」と気分を害する可能性が高いのです。
言っても解決しない愚痴は言わない。これは遠距離恋愛だけに限らず、付き合いを円滑に進めるために大切なことかもしれませんね。
おわりに
遠距離恋愛は、距離が離れている分、普通の恋愛よりコミュニケーションを多く取ることが求められていると思います。初めに意識しておくことで防げることもあります。相手を信頼して、距離に負けない楽しい遠距離恋愛ライフを送ってくださいね。
(Photo by http://www.ashinari.com/2012/02/06-356762.php?category=48)
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