「食べつわり」とは、お腹が空いて血糖値が下がると激しい吐き気がくるつわりのこと。筆者は典型的な食べつわりでした。
何を食べても飲んでも吐いてしまい脱水や栄養不足が心配される「吐きつわり」よりはマシかもしれませんが、空腹時の吐き気は辛いし、思うがままに食べてしまうと体重増加にも繋がってしまうし、食欲のコントロールが難しい…。
筆者の場合は、妊娠初期だけでなく妊娠期間中ずっと、この「食べつわり」に悩まされました。そこで「食べつわり」のときにやっていた対処法をご紹介します。
血糖値の上がりやすい炭水化物にはとても助けられました。そしてポイントはそこに少しの油物を足すこと。例えば、おにぎりひとつに唐揚げをふたつ、など。すると腹持ちもいいので急に激しい吐き気が来るのを抑えてくれます。
炭水化物も油物も両方カロリーの高いものなので、一気に沢山食べるのではなく、少量を何度かに分けて食べるようにしていました。
白いご飯に吐き気を感じることもあったので、おにぎりならわかめやふりかけを混ぜたものや、酢飯でおいなりさんにするなど、何か味付けするようにしていました。
仕事中の休憩時間や出先で何か食べたいな…と思ったときに役立ったのが、小分けになっているアーモンド小魚。
アーモンドも小魚も両方よく噛んで食べるので、空腹感が満たされます。妊娠によいとされるビタミンEをアーモンド、カルシウムを小魚、と栄養も取れて一石二鳥。いつも持ち歩いていました。
もう寝るだけなのにどうしてもお腹が空いて気持ちが悪い…そんなときはこんにゃくゼリー。カロリーも低いので罪悪感をあまり感じなくて済みました。冷やしておけば喉越しもよく、朝起きてすぐの胃のムカムカにも◎。
基本的に、飲み物が欲しくなったときは水やお茶を飲むようにしていましたが、どうしても甘いものが飲みたくなったときは、生姜くず湯を飲んでいました。くず湯なので少しとろみがあり空腹がごまかされ、ピリッとした生姜の風味で口の中の不快感がなくなります。
体がポカポカと温まるので冷え対策にもなり、寒い季節の妊娠生活におすすめです。
体重管理も大変だし、激しい吐き気もつらい「食べつわり」ですが、「赤ちゃんが栄養を欲しがっているんだな〜」という気持ちで上手に乗り越えたいものですね!
(Photo by 足成)
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