妊娠がわかってから訪れる体の変化。発覚後、わりとすぐ、そして突然症状が現れるのでびっくりすることも多いです。他の人がどうなのかも気になるところです。
今回は筆者の体験談と取っていた対策方法をご紹介します。
妊娠が発覚してからすぐ、朝、目が覚めるとその瞬間からもう気持ちが悪いというつわりが始まりました。
筆者の場合は、空腹で血糖値が下がると気分が悪くなる「食べつわり」だったので、最後の食事から8時間程経っている朝が一番辛かったです。その気持ち悪さは、まさしく船酔いそのもの。とは言え、気持ち悪くなるのは空腹時ですから、吐き気が来ても何も吐けず、トイレに籠るばかり。どうしようもなく辛かったです。
食べつわりは何か口にすれば少しは気分がよくなるので、空腹の時間が長くならないよう、すぐに食べられるものを持ち歩き、ちょこちょこと口にしていました。
マンションの隣の家の音、電車の音、電車の中での人の声、オフィスで鳴る電話の音、外を走るクルマの音など、普段は全く気にすることのないような音がとても耳に付き、気になって仕方がありませんでした。
自宅では外の音が気になり、道路側にあった寝室で眠れなくなってしまい、しばらく夜は内側にあるリビングで寝ていました。それでも外の音が気になってしまう場合は、規則正しい時計の音に気が行くよう、近くに時計を置きました。
寝ても寝てもとにかく眠い…。毎日夜10時には電池が切れたように寝ていました。お休みの日などは気持ちのゆるみからか、起きるのも遅く、昼寝もたっぷり。それなのに夜もすぐ眠くなる、といった感じで何もしないまま一日が終わることも。
寝だめはできないけれど、お休みの日はとにかく本能のままに寝たいだけ眠っていました。もちろん家事は普段より上手にできないので、家族と相談し手抜きをしても許してもらうことに。
貧血気味になり、朝夕の通勤電車、洗い物や料理等の台所仕事など、普段なら何とも思わない立っている時間がとてもつらく感じました。歯磨きやドライヤーをかけている時間でさえも目の前が真っ白に。
朝の通勤電車はほとんど座れないので、途中で気分が悪くなって降りても間に合うよう、いつもより数本前のものに乗るようにしました。台所での野菜の皮むきなどは、キャスター付きの椅子に座りながらやりました。歯磨きやドライヤーは座ってできるリビングで。
立って行う朝礼なども、座ったまま参加させてもらったり、職場の人にもたくさん協力をしていただきました。
まだ妊娠というものに心の準備が追いついてなくても、すぐやってくる体の変化。とても慌ててしまいますよね。でも普段と違うことが起こっても「いまはきっとこういう時期なんだ」とゆったり構えて過ごすのが一番です。
ちなみに、妊娠期間が終わってしまえば、一切このような症状は消えてしまいました!
(Photo by 足成)
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