身内が出産すると、自分のことのように嬉しいですよね。早く可愛い赤ちゃんを見に行きたい、「おめでとう」と声をかけてあげたい・・・!そんな思いにかられて、すぐにでも病院にかけつけたくなってしまいます。
ですが、親しき仲にも礼儀あり。これからずっと、付き合いのある身内だからこそ、マナーを守らなければなりません。
筆者は自分が出産した時、病院にお見舞いに来てもらって感じたことを参考に、身内の出産のお見舞いには気をつけていることがあります。そんな「気をつけたいマナー」を3つ、紹介します。
相手が、自然分娩で出産したのか、帝王切開で出産したのかを事前にしっかり確認するようにしています。
自然分娩と帝王切開とでは体にかかる負担が大きく違うので、お見舞いに行く時期も、持っていくお見舞いの品も違ってきます。
その1で紹介したように、相手の出産方法によってお見舞いの時期を考えるようにしています。
自然分娩で出産したのなら、近い親類なら出産の翌日くらいにはお見舞いに行きます。「早く赤ちゃん見たくって」と来てくれると、嬉しい気持ちになるものです。
帝王切開での出産の場合、産後4日目以降に行くようにします。帝王切開後は、2~3日は動くこともままならず、食事も普通食が再開されていない可能性が高いです。
自分が動くのも辛い時に、気を遣う身内にお見舞いに来られても困るだけですよね。それに、お見舞いに食べ物を持ってきてもらっても食べることができなくて、かえって辛い思いをさせてしまいます。
術後4日も経てば、ほとんどの方が歩いたり普通食を食べたりできるようになっているので、母体を気遣い、4日以上経過してからお見舞いに行くようにします。
お見舞いの時に持っていく手土産も、もらって嬉しいもの、困るものがあります。
困るものの1つは、かさばるもの。お祝いとしてオムツなんかを持っていく方も多いですが、ただでさえ荷物の多い入院生活です。持ち帰る荷物が増えるのはあまり嬉しいことではありません。
それから、生菓子。ケーキやシュークリームはお見舞いの定番ですが、日持ちしないのが難点です。何人もの人から重なってもらえば食べきれないし、無駄にしてしまうだけですよね。
また、病院によっては冷蔵庫を使用するのにお金がかかるところがあります。手土産のために、相手にお金を負担させるのは申し訳ないですよね。
そこで、筆者が手土産に選ぶのは、ケーキ屋さんの焼き菓子です。それほどかさばらず、そこそこ日持ちもしますし、高級感もあります。
退院して持ち帰って家族で食べるということもできるように、最低でも1週間以上の賞味期限のあるものを選んで持っていくようにしています。
筆者には、自然分娩の経験も、帝王切開の経験もあります。産後のお見舞いは嬉しいものでしたが、やはり体が辛いと感じる時もありました。
心を許せる友達や、親兄弟とはまた違う、気を遣う身内のお見舞いはきちんとマナーを守って、相手の負担にならないようにしたいものです。
(Photo by 足成)
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