男性は女性に頼られたい生き物です。男性は女性に頼みごとをされると、涼しい顔をして「しょうがないなあ~」などと言いつつも、心の中ではエサを貰った子犬の様に、尻尾ビチビチなのです。
逆に、「俺、頼られるかな?頼ってくれるかな?」と思っていたのに女性が自力であっさり解決しているのを見ると、水を掛けられたネズミのように心の中はしょぼくれているのです。それでは世の男性が「俺って要らないかも」と思ってしまうパターンを10コご紹介。
以下の瞬間は、筆者の個人的見解ですので、もちろん捉え方に個人間の差はあります。
男性は、女性がスムーズに電車の切符を買えないと思っています。乗り換えなども男性が率先して女性を連れていくものだと思っています。特に特急の切符を買う事は男性の豆知識の見せ場とすら思っています。
ですが、女性が最短経路はおろか、各種割引制度を総動員してぺろっと切符を買っているのを見ると、そのまま自動改札に吸い込まれて消えたい気持ちになります。
料理男子にとって、中華鍋は特別な存在です。無骨なデザイン、重量感、吹き上がる炎はまさに男性的な厨房の象徴だと男性は思っています。
ですが、そんな男性的な中華鍋を華麗に、しかも軽々と降っている女性を見ると、そのまま排水口から流れていってしまいたい気持ちになります。
女性が対戦ゲームをプレイするスタイルは、技が出せないので基本技を連打するものだと男性は思っています。そんな姿を「かわいい」と思いつつ、軽くかわしたいと思っているのです。
ですが、コマンド技はもちろん、時には引く理論的なプレイを見せられると、そのままリングアウトしてしまいたい気持ちになります。
男性は、女性が地図を読めずカーナビも使いこなせないと思っています。また、カーナビはいつでもヘディングアップに設定されているとも思っています。
ですが、カーナビのルートも設定せず、たまにちらっと見るだけで迷う事もなく目的地に着いているのを見ると、そのまま高速を下り、他にも何かいろいろ下りたくなってしまいます。
男性は「野良仕事や土いじりなどは男の仕事…」などと思っています。ホームセンターは男の遊び場。DIYは男の戦場なのです。
ですが、女性が自分で市民農園などを借り、土を選び、野菜を植え、育て、収穫し、それが美味しいだけでなく、非常に計画的に行われているのを見た時、男性は土に潜り、バクテリアに分解されてしまいたい気持ちになります。
男性は、起業と言えば若いIT系男性社長で新しいWEBサービスをちゃっちゃと立ち上げるものだと思っています。
ですが、女性がちゃっちゃと起業していて資金集めなども順調なのを見た時、海辺をオープンカーで爆走したい気持ちになります。
男性は、女性のパソコンのブラウザには大量のツールバーがインストールされていて、めちゃくちゃ重くなっていると思っています。
ですが、ツールバーなど1つもインストールされておらず、操作もマウスではなくショートカットキーでちゃっちゃと操作しているのを見ると、心の中では「この人になら教わりたい」とちょっとオネエが入ってしまいます。
男性は、女性が職場では指示を受ける側が多いと思っています。
ですが、携帯で部下を叱りつけながらテキパキと指示を出しているのを見た時、脳裏には去っていった同僚の顔が浮かんでいます。
男性は、女性が外出する時にはシャワーや化粧や洋服選びやその他もろもろで2時間はかかると思っています。
ですが、女性の方が先にテキパキと支度を終わらせ自分の方が遅くなった時、脳裏には遅刻した時に上司が怒った顔が浮かんでは消えています。
大きいはちみつ容器のフタを開けるという仕事は古来、日本男児の仕事とされてきました(嘘です)。大きい容器は数あれど、はちみつ容器ほど大きい手の平と握力と持久力を必要とするものは他になく、まさに力の見せ所なのです。
そんな見せ場を女性があっさりクリアしてしまうと「手伝おうか?」という言葉と共に男性のアイデンティティも霧散します。
21世紀になろうとも、男性の中の女性観は平安時代とそう変わりません。
意外とガラスな男性のハートを理解する事で、よりよい付き合い方が出来ると思います。ウザいとか言わないで下さいね、お願いです。
(Photo by http://www.ashinari.com/2011/11/04-352348.php)
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