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夫と子どもが立ち会ってくれた、立ち会い出産の流れ

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筆者には子どもが2人います。引っ越したため、それぞれ別の産婦人科でお世話になりました。1人目の子から夫の立ち会いを希望しており、病院でも了承されていましたが、たまたまお産が立て込んでいて同じ分娩室に別の産婦さんがいたので夫は立ち会いができませんでした。 お産が重なったり、産婦の状態が悪い場合は立ち会いできないとあらかじめ説明されていたし、夫の仕事時間も都合がつけられるかわからなかったので、「立ち会いできればラッキー」くらいの気持ちだったので、立ち会いできなかったこと自体はあまり気にしませんでした。 2人目は、上の子と夫の両方の立ち会いを希望しました。上の子に、命の誕生というものをよく知ってほしかったし、夫にもいっしょに産むという気持ちで、子どもの誕生を見守ってほしかったからです。2人目は幸い、夫と子どもの両方に立ち会ってもらうことができました。 産婦人科医師と助産師の両方の診察が受けられる産婦人科だったので、医師に診てもらう必要のあるとき以外は、カウンセリングもかねて助産師さんの診察を受けていました。バースプラン(出産計画書)を受けつけてくれる病院だったので、希望や心配事をすべて箇条書きにして渡しました。 助産師の診察の際は上の子ども(当時3歳)もつれていき、赤ちゃんの心臓の音を一緒にきいたりして心の準備をさせました。 出産が近くなると、とりあえずの最小限のものをいれた小さなバッグと、入院中必要なもの全てをいれたスーツケース、子どもの遊ぶものをいれたバッグを玄関先に置いて準備していました。 夫の仕事中、陣痛が数分置きに来たので、病院に連絡をしてタクシーを呼び、荷物と子どもをつれて自分で病院に向かいました。まだ時間に余裕がありそうだったので、荷物はすべて自分で運びました。万が一の破水にそなえて、お尻の下にバスタオルを敷いて乗りました。タクシーの運転手さんが病院の玄関まで荷物を運んでくれました。 病院の中では、お産が立て込むと水一つ頼にくくなるため、水のペットボトルを2本ほどすぐ出せるように持っていたのはとても役立ちました。 和室でのフリースタイル出産を望んでいて、当日は希望がかないました。出産直前までずっと椅子の背につかまって立ってかるくスクワットしていたためか、スピード安産でした。 幸い夫もかけつけ、子どもと二人で立ち会ってくれました。夫がへその緒を切ってくれました。 家族で泊まれる病院だったので、生まれたばかりの赤ちゃんと夫と上の子どもと一緒に初めての晩をすごして、ほんとうに忘れられないくらい幸せでした。 上の子どもは下の子の出産後興奮してやたらハイテンションでしたが、折り紙をたくさん持たせていたので、手を動かすことで興奮をまぎらわすのに役に立ちました。 そのあとこわがって赤ちゃんに近寄らなかったり、しばらく様子がおかしかったです。少し心配していたのですが、1か月もたつと普通にもどり、だんだん赤ちゃんの存在も受け入れてくれました。 立ち会い出産をして思ったのは、やっぱり上の子の反応が心配であったこと。とくに、産後興奮が続いたときは、かなり心配しました。 「夫が間に合わなかったら困るなあ」など、立ち会い出産を希望したことで気がかりなことが増え、正直、お産に集中できないというかそういう面もありました。もう出産の予定はないですが、仮に次に産むことがあったら正直、一人でお産に集中したいな、と思ったりしています。どっちも経験できると、女性としては幸せかもですね。 ただ、立ち会い出産をしたこと自体は後悔はないです。上の子にも夫にも忘れがたい思い出をつくることができましたし、病院もよくしてくださって、とても感謝しています。 (Photo by 著者)

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