妊娠中は、ホルモンバランスの崩れや、どんどん変わっていく自分の姿に、精神的に不安定になってしまいます。後期にもなると、そこに、出産への不安が重なって、夜も眠れない日々が続くものです。
そこで、3度の出産を経験した執筆者が実践した、不安で眠れない夜を乗り切る方法を紹介したいと思います。
「寝なきゃいけない」と思うと、かえって、それがプレッシャーになり、余計に眠れなくなるものです。眠れないな・・・と感じたら、さっさと寝ることを諦めましょう。
布団に入ってモヤモヤしていても、余計に不安が募り、ストレスになるだけなので、布団から出てしまいます。
テレビやDVDを観て楽しんだり、本を読んだり、迷惑にならないなら、夜中に部屋のお掃除をしてみたり・・・眠れない時間を、有意義に使ってしまいます。
こうして、何かで気分を紛らわしながら過ごすことで、自然に眠気が襲ってきて、気持ちよく眠ることができました。
仕事をしていなくて、時間の自由がきく妊婦さんは、どうしても、昼間眠くなってしまい、お昼寝をしてしまいますよね。執筆者もそうでした。
ですが、昼間に寝れば、当然、夜は目が冴えて、簡単には眠れなくなってしまいます。そして、夜眠れなかった分、次の日の昼間は、またお昼寝・・・という悪循環を繰り返すことになります。
どうしても、夜眠りたい!という場合は、心を鬼にして、お昼寝をしないようにしました。お昼寝ができないくらい、昼間の時間を忙しく過ごせば、自然と疲れて、夜はよく眠れます。
執筆者が、夜、眠れずに困っていたとき、友人から、こんな話を聞きました。「産まれてきた赤ちゃんは、たいてい夜型で、産後は眠れない日が続くから、今から体が、その練習をしているのよ。」
そう考えると、ふっと気持ちが楽になり、夜眠れない生活に体が慣れようとしているなんて、人間の体ってすごい!と、感心すら覚えました。
どうしても、夜、眠れないと悩んでいる方は、気持ちを切り替えて、「産後の育児の練習期間なんだから、眠れなくて当たり前」と、軽い気持ちで過ごしましょう。
妊娠中は、様々なマイナートラブルに悩まされます。後期の不眠も、その一つです。この記事が、不眠に悩む妊婦さんの参考になれば幸いです。
(Photo by 足成)
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