日本にいると当たり前のようなことが、海外では通用しないということがよくあります。文化や民族性の違いは実に深くて面白いものですね。
今回は筆者の海外旅行での体験をもとに、地図が通用しない国で道に迷った時の対処法を紹介します。
日本では小学校から方角や地図記号など地図については勉強しますね。それは大人になって役に立っていますよね。
旅行用のマップも、新聞折り込みの飲食店の地図も、駅前の案内地図も多くの人が見ているはず。
今はカーナビに行き先さへ入力すれば音声案内が誘導してくれますが、以前はドライバーが地図を頼りに運転していました。
ところが地図を読むという習慣がない地域が、結構あるものなんですね。筆者の体験したのは全てアジアの国でしたが、他にももっとありそうです。
中心部からそう遠くない民家の建ち並ぶエリアで道に迷い、地元の人に行き先の観光スポットの教会を尋ねました。もちろん地図を見せてです。
教会の名前を行っても首を傾げるだけ、今いる場所は地図上の何処かと聞けども首をすくめて笑うだけのリアクション。「わからない」ということが不思議でした。
来た道を何とか引き返し、目当ての教会は行けずじまいです。
名物のトライショーで半日観光し、ドライバーにお願いしてお薦めの屋台村まで案内してもらいました。観光地図にも載っていない穴場で美味しかったのは良かったのですが、問題はその後。
帰り方を聞かずにさよならをしたので、自分たちのいる場所がわかりません。屋台村の人に聞くもアバウトにあっちの方としか説明されません。皆さん通りの名前も知らないのです。
ウロウロした後やっと見つけたカフェで1人だけ地図を読めるスタッフがいて、タクシーを拾える場所を教えてもらいました。
多分日本では道を尋ねた時に、とんでもない情報をもらったという人は少ないでしょう。さすがに勤勉で親切な国民ですから、詳しく教えてくれますよね。
でも海外、特にのんびりした地域では時間も距離も非常に曖昧で感覚的な所があります。「どこそこまで歩いて行けるか」と聞いて「足があるんだから歩けるさ」と笑われたことがありますが、実際歩くと2時間くらいの場所。
観光地でも地図や移動手段について、あまり正確性を求めすぎるとがっかりすることにもなります。
もしも地図が通用しない国で道に迷ったら
今自分のいる所がどこかを知るのは難しい
行きたい場所や自分がわかる目印となるものを聞く
公共の乗り物やタクシーに乗れる場所を聞く
通りすがりの人に聞く場合は学生の方が解決が早い
危険な地域もあるのでむやみに1人で動き回らない
自分の泊まっているホテルやその最寄の駅名などは言えるようにしておく
アクシデントも旅のイベントのひとつと大様に構える
いかがでしたか。旅していると焦ることや困ることもありますね。またそこで人の親切や有難さを感じることもあるわけです。
もしも地図が読めない人に会っても不思議がらないで、その国流の歩き方を体感して下さいね。
(Photo by Capital Bikeshare Map by Mr. T in DC )
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