「漢字を間違えて読み書きして、ちょっと恥ずかしい思いをした」
「漢字が思い出せなくて、仕方なくひらがなで記入した」
このような経験は、誰にでもあると思います。しかも現代では、わからない漢字でもすぐにパソコンが変換してくれます。だからこそ、いざ自力だけで読み書きする時に、記憶が頼りないものになってしまう人が多いようです。
この記事では、筆者が、日常生活で漢字を覚えるために行っている工夫をご紹介します。
この記事ではnanapiユーザーの体験を元にしたHowtoを紹介しています。ここに示したものは一例としてお考えください。
ありきたりな方法に感じるかもしれませんが、漢字を覚えるにあたって、より多くの漢字に触れることは、とても有効です。
特に新聞は、常用漢字表をベースに記事が書かれているため、「使える」漢字を覚えるにはうってつけです。
わからない漢字に出逢ったら、すぐに!その場で!辞書を引きます。
最近は、電子辞書やインターネットという便利なものがありますが、家にいるときだけでも紙製の漢和辞典を引いてください。そこには、漢字の成り立ちや筆順や用例、そして漢字そのものが持つ意味まで記されています。
こうした漢字の性格を知ることは、漢字の記憶にも役立ちます。ただ、形として漢字の外見を覚えるのではなく、その中身を知ることで、より記憶は強いものとなるのです。
そのうえ、紙製の辞書は持ち主が使い込めば使い込むほど、見た目に変化が現れます。辞書がボロボロになった頃には、貴方は沢山の漢字をマスターしているでしょう。
そして、筆者が最も重視しているのが、実際に手を動かして書くことです。ただ漢字を眺めるだけより、確実に記憶力はUPします。
筆者が常に実践しているのは、新しく出逢った漢字を、人差し指で机や宙に向かって書いてみる方法です。手元に筆記用具がなければ、必要ありません。何より、すぐに!その場で!身体を使って覚えることが大事だからです。
もちろん、漢字検定や学校のテスト勉強の際には、後から確認するために、ノートに書いてまとめておくほうが便利です
難しそうな漢字も書いてみると、実際は簡単な漢字の組み合わせでしかないことに気付かされたりもします。
漢字が苦手な人の中には、普段から「面倒だからひらがなで書いてしまいがち」だという人をよく見かけます。これは、漢字を覚えたい人ならば、とても勿体ない行動です。
日常的に多くの漢字に触れ、辞書を引くことで漢字の性格を知り、手を動かすことを習慣づければ、漢字が「面倒」なものではなくなるでしょう。
難しく考えず、漢字に「親しむ」ことが、無理なく漢字を覚えるコツなのです。
(Photo by http://www.ashinari.com/2011/09/20-350493.php)
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