HLOOKUP関数は、データを検索し、そのデータに該当した列の指定行からデータを取り出す関数です。
「Windows 7」と「Excel 2010」を使ってその使い方を紹介します。
下の表を使って説明します。
HLOOKUP関数を使い、「産地検索」の「商品名」に商品名が入力されると、表内でその商品名を検索し、その商品名に該当する産地を取り出し、「産地」に表示するようにします。
産地を表示するセル(B8)を選択し、「関数の挿入」ボタンをクリックします。
「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されます。
「関数の分類」は「検索/行列」、「関数名」は「HLOOKUP」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。
「検索値」に、商品名を入力するセル(B7)を指定します。
「範囲」に、検索の対象となる表の範囲「B2:F3」を指定します。
HLOOKUP関数は、指定した範囲の「上端の行」を横方向(列単位)に検索します。よって「上端の行」を商品名の行にします。
「行番号」に「2」を入力します。
取り出したいデータの行位置を指定します。STEP4で指定した範囲の「上端から何行目か」を指定します。産地の行は上端から2行目なので、「2」を指定します。
「検索方法」に「FALSE」と入力します。
近似値を含めて検索する場合は「TRUE」か省略、完全一致の値を検索する場合は「FALSE」を指定します。
「OK」ボタンをクリックします。
商品名を入力するセル(B7)が空白なので、「#N/A」エラーが表示されます。
エラーを表示させないため、IF関数を使って数式を書き換えます。商品名を入力するセル(B7)が空白なら、産地を表示するセルに空白を設定するようにします。
元の数式です。
書き換えた数式です。
IF関数については、ExcelのIF関数の使い方-Excel 2010編-を参考にしてください。
「#N/A」エラーが表示されません。
「商品名」に「みかん」と入力すると、「産地」に「愛媛」と表示されます。
便利な関数なので、是非練習して習得してください。
(キャプチャ by 著者)
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