高嶺の花という言葉があります。凄く高いところに咲いている花なので、見えるけど手が届かない。転じてレベルが高くて縁の無い人や、憧れることしか出来ないような相手ということ。
学生時代に同じサークルに参加してきた女性で、サラサラ黒髪色白のアジアンビューティなのに、地方出身者で性格もすれていなくて人情味があり、しかも気が利いて優しいというレアメタルよりもレアな女性がいました。彼女が笑うと、あまりの可愛さに周りの人がつられて笑ってしまうような美人です。筆者が彼女と出会ったときに頭に浮かんだのが「高嶺の花」という単語でした。もの凄く可愛いくて一目惚れしたけれど、相手にされるはずが無いと、直感的に感じるほどでした。
実際に彼女のことが好きだという男性が何人もいて、サークル内で彼女はモテモテでした。しかも彼女は1年以上付き合っていた彼氏と別れたばかりでフリーでした。筆者が知っているだけで5人は彼女に告白していたはず。後から彼女に聞いた話では、元彼も復縁を迫っていたとか。
高嶺の花とは思いつつ、駄目と思うほど好きになっていくのか、彼女を見ているだけで切なくなっていきました。そこで今回は、こんなサークルのアイドルに片思いしてしまったとき、どのような対処法をとったのかをお話してみたいと思います。
変なことを言っていると思われるかもしれませんが、とても大切なことです。例えば、あまり話をしたことも無い相手から急に告白されたとしたら、どう思いますか?多分、私の何を知ってるのって思われてしまいます。
ちゃんとお互いのことを理解していない段階の告白は、お互いに顔だけ気に入ったから付き合うみたいな感じになってしまいますので、ちゃんと相手のことを知って、自分のことも知ってもらってから告白しましょう。
例えば、まず彼女がどんな趣味なのか聞いてみましょう。そして、興味があるから教えてと彼女の考え方を色々と聞き、それに対して自分の感想を返して意思の疎通をはかるようにしてみましょう。
他のライバルたちを蹴落とすため、彼女に他のライバル達の悪気地を言うのはやめましょう。他人を引きずり落とすことで自分を優位にするのではなく、自分を磨くことで人よりも頭一つ上に飛び出すことを目指しましょう。
いくら彼女が高嶺の花だからといって、頑張って自分を本物以上に格好良く見せようとするのはやめましょう。嘘をついて自分を無理をして作り上げても、周囲にも、彼女自信にもすぐばれてしまいます。
自然体で、嘘の無い自分で相手にぶつかっていきましょう。無理をせず、普段どおりに話しかけ、他の人と同じように扱いましょう。そして友達として遊びに誘い、ゆっくりと仲良くなります。
そういう作戦で攻め落とすというつもりで近づく訳でもなく、彼女が好きだったから一緒にいられる時間を単純に楽しむことが大切です。
高嶺の花だと思っていたし、自分とは付き合ってくれると思ってもいなかったので、彼女がOKしてくれたときは自分でも信じられませんでした。彼女と付き合い始めて、色々と付き合うと決めるまでの話を聞いてみると、改めて色々なことが分かりました。
俺が俺がと前に出てくる男は強引なだけで、ちゃんと自分のことを理解してくれてる人だとは思えなかったそうです。そういう人に限って、自分の自慢話ばかりしてくるのだとか。それに人の悪口ばかり言う人は勘弁してほしいと言っていました。
もちろん同じことをすれば上手く行くという話しでもありませんし、運も良かったのだと思います。だけど一つの恋愛を通して学んだことが、もしかしたら誰かのお役に立つのではないかと思いお話してみました。少しでも片思いをしている方の参考になれば幸いです。諦めずに頑張ってください。
(Photo by Worried - 62/365\ [ Roberto Bouza ])
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