はじめに
ハンドメイドマーケットサイトは、手づくりの作品を作家と購入者が直接、販売もしくは購入できるWebサイトのことです。
アメリカのサービスが有名ですが、2011年の半ば頃からは「自作の作品を売りたい/個性的な作品を探したい」という人々の要望に応えるかのように日本でも増加しています。
ただ、一口にハンドメイドマーケットとはいえ、そのスタンスや取り扱い商品の個性を見ると違いが少しずつあります。
そこで、売りたい作家さんにはサイトやカテゴリの特徴、ユーザーさんにはどんな個性の作品が探せるのかなどのガイドを、マーケットの使い方と共にご紹介します。
minne(ミンネ)って?
どんなマーケット?
paperboy&co.が2011年にオープンした、ギャラリー機能が中心のレンタルボックス。ギャラリーを持てるクリエーター利用(有料/2012年3月31日まで無料)と作品の閲覧などのみの購入者利用(無料)、2種類の方法が選べます。
マーケットの雰囲気/出品作品の傾向
下北沢や中目黒の雑貨屋さんにあるような雑貨・アクセサリーが多めです。カラフルなキャラクターものやスイーツ系デザインなど、ガーリーテイストなものを探したい人、出品したい作家さんにおすすめ。Pinterestの[Pin It]ボタンなどもあるため、作家さんにとってアピール力に優れたサービスです。
[文房具・ステーショナリー]、[アロマ・キャンドル]などライフスタイル系のほか、他サイトにはピックアップされていない[ニット・編み物]カテゴリも。
どんな雑誌の読者におすすめ?
『zipper』、『spoon.』、『FUDGE』読者など、ガーリーでキュートな色合いの雑貨好きに。
ギャラリーの使い方
詳細は必ずサイトで確認してください。
利用のための準備をする
1.会員登録する
フォームに、メールアドレス・ID(アドレスになる)・パスワードなどの必要事項を入力し、登録します。
閲覧する/購入する(購入機能は近日公開)
1.作品を探す
作品カテゴリー、トップページのおすすめ作品・ギャラリー、新着作品などから探します。ギャラリー閲覧や作品のお気に入り、参加者のフォローやコンタクトなどの機能は会員登録だけでOKです。
以下2〜3の購入機能は近日公開
2.注文・決済をする
金銭のやり取りはminneを介して行います。
3.作品が到着する
受け取り通知を発送し、取引の評価を行います。
[買いたい(作品購入について)]へ
公開する/販売する(販売機能は近日公開)
A:公開/販売条件
ギャラリー利用料:月額315円(2012年3月31日まで利用料無料)
日割り計算、30日間のお試し期間あり
決済方法:クレジットカードのみ
売買成立時:成約手数料(作品販売代金の10.5%)
[売りたい(作品販売について)]へ
B:公開・販売できる商品
手作り雑貨やアクセサリー、リメイク品、イラスト作品、ヴィンデージの布・ボタンなどを利用した作品。
既製品のアレンジ物、転売品、食品、石けんや化粧品などは不可です。
[売りたい(作品販売について)]へ
C:公開・販売方法(販売機能は近日公開)
1.会員登録する
サイトを利用済みであれば、2から進めます。
2.クリエイター申請をする
会員ページの[各種設定]の[クリエイター情報]で名前やメールアドレス、住所などのクリエイター情報を記入します。
3.プロフィール編集をする
プロフィール画像とニックネーム、メッセージ、個人サイトなどを入力します。
4.ギャラリーを作る
クリエイター申請とプロフィール編集が終了した時点で、ギャラリー設定ができるようになります。
4-1:ギャラリー設定をする
[ギャラリー設定]でギャラリータイトルのデザインを決め、紹介文などを記入します。
4-2:作品の登録をする
[作品を登録する]から画像、作品名や説明、カテゴリーなどを記入します。1ページにつき1作品の登録で、画像は5枚まで。一番左の画像が作品サムネイルになります。
4-3:作品の管理をする
[作品一覧・作品管理]では作品の状況をチェックできます。再度修正する場合は編集ボタンから行います。
以下5〜6の販売機能は近日公開予定
5.作品の決済・発送をする
6.入金される
代金決済、入金手続きなどはminneが行います。
[売りたい(作品販売について)]へ
おわりに
いかがでしたでしょうか。minneは「レンタルボックスサービス」から出発しているだけに、作家さんがアピールしやすく、ポートフォリオとして活用できる仕組みです。
購入や販売機能が追加されれば、ハンドメイドマーケットとしても広がりを見せることでしょう。作品のテイストや仕組みに興味をお持ちのみなさんは、ぜひ利用してみてください。
↧