妊娠後期になるとお腹もどんどん大きくなり、「私の体の中に大切な命が宿っている」という実感を感じられるようになります。
お腹の中で赤ちゃんがグルグルと動き、小さな足でキックをしたりするのは、妊婦にとって幸せを感じる瞬間でもあります。生まれてくる子の名前を考えたり、産着などのベビー用品を揃えたり、入院の準備をしたりするのも、どれも素敵な時間に感じられるでしょう。
しかし、そんな幸せ絶頂に思えるであろう妊娠後期に、夫婦関係において深刻な問題が生じるケースが非常に多いようです。
夫の欲求を妻が満たしてあげることができない。妊娠をきっかけにセックスレスになってしまった。スキンシップがなされないことによって心の距離まで感じるようになってしまった。ケンカが絶えなくなってしまった。このような悩みを抱えている夫婦が多いと聞きます。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、そして夫婦の未来のためにも、これからご紹介する夫婦円満のコツで毎日をハッピーに過ごしましょう。
男と女というのは、同じ人間でありながら、脳と体の仕組みというのが全く違うと言われています。そのため、男性には女性のことを、女性には男性のことを100%理解するというのは不可能に近いのです。
ですから「わかってくれるだろう」と通用しないのです。
誤解を招かないようにするためにも、しっかりとことばにして伝えることが大切なのです。 「今日はお腹が張って辛い」ということや、「会社で嫌なことがあったから愚痴を聞いて欲しい」など、お互いの状態をことばで伝え、理解してもらえるように努力しましょう。
そのためにも、1日5分程度、夫婦でゆっくり会話をする時間を設けてみてはいかがでしょう。
妊娠後期になるとお腹も大きくなり、動くことも大変になってきます。家族の支えがとても大切になってきます。
この時期、夫が求めるスキンシップと、妻が求めるスキンシップに差が生じてしまうこともあるでしょう。しかしここでは「お腹にいる赤ちゃん」を意識しながらスキンシップをとるということが最も重要です。
妻の体に負担のかからないようなスキンシップを意識したり、痛みを訴えやすいお腹や腰をさすってやったり、むくみやすい足をマッサージしてあげたりすると、妊婦さんは喜ぶはずです。
手をつないだり、ハグをするだけでも、十分心は満たされます。
男性へのアドバイス。
妊娠中の女性はホルモンバランスの影響で精神的にもイライラしやすくなっています。理性的に、大きな心で受け止めてあげましょう。
あなたの血を引く大事な命をお腹に宿しているのです。優しく守ってあげましょう。
妊婦さんへのアドバイス。男性はとてもヤキモチやき。あなたを赤ちゃんに取られてしまったようでさびしい思いをしているかもしれません。
「あなたが一番大切」という気持ちをことばや態度で示せば、きっとあなたを優しく守ってくれるはずです。
(Photo by http://www.ashinari.com/
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