成長するにつれて、どんどん可愛くなっていく我が子。それに比べて、「ゴハンまだ?」「洗濯しといて」……と家での仕事を増やすばかりの夫。ため息が出ちゃいますよね。
ついつい子どもの世話なら労を惜しまず頑張ってしまい、夫をないがしろにしがちの毎日。とはいえ、夫婦仲が悪くなってしまうのは、子どもにも悪影響です。
今回は、そんなちょっとテンション下がりがち妻が、夫とうまくやっていくための対処法をご紹介します。
働いて帰ってきた男性は、とにかく「この家で自分が一番働いている」と考えています。給料の多寡はここではあまり関係がありません。
洗濯物があっちこっちに置かれていて腹が立っても、とりあえず「今日もお疲れ様、大変だったでしょう」とねぎらいの言葉をかけましょう。夫も「あれ?なんだか優しいぞ」と思い、同じように優しく接しようとします。
夫が子どもの面倒を見てくれるのはいいのですが、妻だって夫のゴハンの後片付けをする時間があったら子どもと遊びたいですよね。なにせ、子どもは可愛いですから。
そうなると、夫には自分の世界に浸っておいてもらったほうがお得です。ゲームをするなりPCをするなり、自分の趣味に没頭してもらいましょう。「いつも忙しいんだから、夜くらいゆっくりしてね」とひと声かけておけば、妻の本音は伝わらないでしょう。
このように、こちらから好意的な行動をしておけば、夫は同じように好意を返してくれるはずです。まずは、うまくやっていく取っ掛かりを作り、次のステップに移りましょう。
心理学では「好意の返報性(他人から何かをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情を抱くこと)」というそうです。
夫の休みの日には、どこかに連れて行ってもらいましょう。何気ない日常の会話に、
「そういえば○○(子どもの名前)が、最近動物に興味があるみたいで……」
というようなフレーズを埋め込みます。繰り返していると、「動物に興味があるなら、動物園に連れて行ってあげようかな」というふうに、夫のほうから自然に行動を起こすようになります。
自分から思いついた行動なので、夫も「やらされている感」がなく、むしろ計画をちゃんと練ってくれることもあるはずです。夫のいいところを見る機会になりますし、もちろん家族サービスをやってもらえると妻も助かるので、一石二鳥です。
「休みの日くらい家事を手伝ってよ!」と言いたくなりますが、逆に何も言わず好きにさせましょう。
男性は会社の同僚と妻の愚痴を言いあうことも多いものです。そこでよくあるのが「自由な時間が持てない」というもの。これを逆手に取り、自由な時間を持たせてみるわけです。
男性同士の会話から、「俺は恵まれた環境なんだな……」と、妻に感謝するようになります。こうやって、女性は男性をねぎらうことで「自分もねぎらってもらう」という努力をしましょう。
ポイントは、妻が「○○して!」と言わないで、夫を行動させることです。人は自分が手をかければかけるほど、それが「価値のあるもの」だと、自分の認知をゆがめる心理が働きますので、それを利用するためにあくまでも自分で決定させましょう。
上記の方法を試しても、「やっぱり夫への愛情は微妙」という結論になった方におすすめの対処法は、ズバリこれです。
子どもが大好きで仕方ないわけですから、子どもには微妙な夫婦関係を見せたくないという気持ちもあるでしょう。でも、いったん醒めてしまった恋心を再び蘇らせるのは非常に困難です。ですから、夫婦関係を続ける必要があるなら、いっそ夫のことをセフレだと考えてしまいましょう。
一緒に暮らし、生活し、セックスもする。そこに愛がないのであれば、それはセフレです。
夫だと思うからいろいろなことに醒めてしまうわけで、セフレが何を言ってこようがそれほど気になりません。割りきってしまったほうが気持ちの上ではスッキリします。
またいつか愛情が復活した時に、「夫」へと昇格させてあげてくださいね。
あなたがかわいい子どもを得たという幸せは何物にも代えがたい幸福です。そのうえ夫ともうまくやっていくことができたら、それは素晴らしいことです。
「結婚は人生の墓場」などといいますが、墓にもいろいろあります。できれば、素敵な墓場にしたいものですね。
(Photo by http://www.ashinari.com/2010/11/03-341718.php)
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