育児のイライラは子育てをしている限り続くものですね。乳児の時は泣く声にイライラ、少し大きくなったら思うようにしつけが出来ないイライラ。自分の時間がゼロという状態もキツイですね。
今、子育てから解放されて思い起こすと、当時は疲労も貯まっていて気持ちにゆとりがない状態でしたね。特に大変だった時(上の子が4歳、下の子が1歳くらいの時)は、夫の帰宅が遅くて協力してもらえないこともイライラの原因でした。
その頃住んでいたのが夫の会社の社宅マンションで、同じように子育て中のママ友がいました。お互いの子供を遊ばせながら愚痴を言い合ったりはしましたが、自宅に戻るとまたイライラ。
そこで筆者の方からそのママ友と子供をパパ達に面倒を見てもらって、食事に出かけようと提案しました。ママ友と子連れでランチしていても、家族でたまに外食しても結局は子供の世話を自分がすることになります。
そこで子供抜きでママ友とゆっくりディナーを取ろうと誘ってみました。
これは両方の夫が理解して協力してくれなければいけません。子育てのストレスで疲労がピークであることをわかってもらい、二人で美味しいものをゆっくり食べてリフレッシュするために協力して欲しいと伝えました。
夫も自分と子供だけというのは嫌がるかも知れませんが、夫同士が同僚であることや両家の子供たちが遊び仲間だということで快く引き受けてくれることになりました。
土曜日の朝、子供に予告しました。
「今日の夜ご飯はウチで○○君と一緒にお好み焼きだよ。」
昼食やおやつを一緒にというのは何回もありますが、夕食は初めてなので子供はテンションが上がりました。もちろんママ抜きだということも予告。
「○○君のママとママはちょっとお出かけするから、パパ達と食べてね。その後は遊んでもいいんだよ。」
子供は最初ごちゃごちゃ言ってましたが、うまく取りつくろってクリアできました。
夕食のお好み焼きの準備はいつもより具材を良いものにし、お酒のおつまみもそれぞれ妻の手料理でぬかりなく用意しました。
6時くらいに先方が訪ねてきて、ご主人さまには感謝を述べ後はどうぞよろしくとお願いし、行ってきます!子供たちは思いのほか普通に元気にバイバイしてくれました。
どうしてもママがいないと無理!となったら電話してもらうように言っておきました。そこは放棄するわけにはいきません。
久しぶりの大人のレストラン、フレンチとワインを美味しく味わうことができました。「今ごろどうしているだろう」と家が気になったのも最初だけ、お互いの夫に感謝しつつ女同志とても楽しいひとときを過ごしました。
ほんの数時間だけでも自分の身ひとつの開放感が味わえたことで、また頑張ろうという気になりました。そして子育ての悩みを抱え込まず、もっと夫にも話していこうと思いました。
もちろん幸いなことに親しくしていた同僚がいて、ママたちの希望が叶えられたわけですが、誰かにわかってもらえるということはとても救いになります。
夫の協力が無理なら実家やベビーシッターでもいいと思います。自分を解放してあげることで、本当にすっきりするものなのです。
(Photo by おもちゃ箱をひっくり返したような/yosshi)
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