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雪国で暮らす人からの直伝!慣れない雪道での注意ポイント

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筆者が雪とは無縁の地域から雪国に引っ越すことになった時、初めての冬は滑ってばかりで外を歩くのが怖くてたまりませんでした。 実際に雪国の人から教わった歩き方や、注意点などをここでご紹介したいと思います。 旅行や出張で雪国へ行くことになった時や、普段雪が降らない地域でも急な積雪で困ることがありますので、そのような時に役立てて貰えると嬉しく思います。 この記事ではnanapiユーザーの体験を元にしたHowtoを紹介しています。ここに示したものは一例としてお考えください。 雪国で育った女性はヒールの高い靴で器用に歩きます。筆者もコツを聞きながら何度かチャレンジしましたがまず無理です。 なるべく底がフラットな靴で歩きましょう。履き慣れたものが良いですが履きつぶして靴底が磨り減っているものは滑りやすいので避けてください。なるべくグリップが深いものが安全です。 スニーカーは雪の上を歩くと靴の中までビチャビチャに濡れ足が冷えてしまいますので避けたほうがよいでしょう。 カバンはファスナーやボタンで口が閉まるタイプのものを持ちましょう。 雪がカバンの中に入り込むと中の荷物が濡れてしまいます。それ程雪が降っていないと思っていてもカバンに入れていた手帳やメモ帳がふやけてしまっていたという体験をしたことがあります。 また、万が一転んでしまった時にカバンの中身を外にぶちまけてしまいます。ツルツル滑る路面で散らばった荷物を拾い集めるのは大変ですし危険です。 寒いからとポケットに手を入れて歩くのは大変危険です。手袋をして転んだ時にいつでも手を付ける状態でいなくてはなりません。また手を突いたときに手袋をしていないと氷の上で手のひらを擦りむいて大変痛い思いをしてしまいます。 傘を差して歩くのは手が塞がり危険ですので濡れるのが嫌なら帽子をかぶりましょう。サラサラの雪の時は良いのですが湿気を含んだ粒の大きい雪の場合髪の毛が結構ベチャベチャに濡れてしまいます。セットも崩れますし風邪を引きやすいので帽子をかぶることをおすすめします。 1つ防水スプレーを持っていると便利です。靴、帽子、マフラー、コート、カバンなど水をはじかない素材のものには何でもスプレーしておきましょう。 筆者は雪で濡れたコートで満員のバスに乗り込んでしまい生乾きの臭いがしてきて辛い思いをした経験があります。 雪国の人に「どうやって歩けばいいの?」と訊ねるとほとんどの人が「ペンギン歩き」と答えます。 足はあまり持ち上げず、歩幅を小さく、リズミカルに一定のテンポを意識して歩きます。まさにペンギンのような歩き方になります。なるべく片足で立っている瞬間が少なくなるような歩き方を意識します。 怖がってゆっくり足を踏み出しているとかえってバランスを崩しやすいようです。 横断歩道 店の入り口 日陰になっている場所 これらは雪国の人に注意するよう教えられた滑りやすい3大スポットです。実際これらの場所で何度も転んでしまいました。 横断歩道では信号が変わりそうだからといって慌てて渡らないようにしましょう。もし雪道に慣れた人が一緒だったら腕に捕まらせてもらいましょう。 店に入る時は靴の裏に付いた雪をしっかり落としましょう。靴の裏に付いた雪は固まって氷になっています。筆者はコンビニのツルツルの床でよく滑りそうになって冷や汗をかきました。 日陰になっているところは見た目に凍結した道路に見えなくても、凍った上から薄っすらと雪が積もって気付かずに上を歩いて滑ってしまうことがあります。建物の影になっているところは避ける習慣を付けましょう。 どんなに注意していても転ぶ時は転びます。転ぶ時にはなるべくお尻から付いて転ぶようにしましょう。 前に転ぶと手や膝を擦りむいてしまいます。氷の上で膝を擦るとズボンが破ける程ダメージを受けることがあります。よろけてバランスを崩し「あ、やばい」と思ったらなるべく重心を後ろに持っていき尻餅を付けるようにしましょう。 以上が雪国の人から直接伝授された雪道での注意点です。転ばないように歩けるようになるには練習と経験が必要になりますので、雪道に慣れない人はまず転んでしまっても安全な方法を意識して歩くことが大切だと思います。 (Photo by 足成)

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