北海道に住む著者は、真冬に居間のストーブが故障し、浴室と洗面所の窓が凍るのを経験しました。お風呂に入ろうとするだけで風邪をひいてしまいそうな寒さをどう乗り切ったか、その方法をご紹介します。
通常最適なお風呂のお湯の温度というのは40度から42度程度と言われています。しかし冬期間の冷え切った浴室では、あっという間に冷めてしまいますので、追い炊きをすることになります。
我が家のボイラーのように追い炊き機能がない場合、あらかじめかなり高い温度のお湯を浴槽に溜めるようにしましょう。温度の目安は60度ほど。お風呂の蓋をせずに10分ほど待つと、浴室内がほどよく温まります。あとは適宜水で埋めながら入りましょう。
入浴剤を入れてしっかり温まることも重要です。体の芯まで温まってから浴室を出ると、ぽかぽか暖かさが続くのはご存知の通りです。
浴槽にお湯を張ってゆっくり入ることができる場合はポイント1のやり方でもよいのですが、朝などシャワーのみ急いで入りたいときがあります。
この場合は服を脱ぐ前にお湯のシャワーを出し、浴室内の壁に向かって流しておきます。それから服を脱いで浴室に入るまでの数分間で、蒸気が一杯になり冷気がかなり和らいでいます。
ポータブルの小さなストーブを脱衣所に持ってきて、浴室に入ると同じタイミングでつけておきます。
脱衣所を温めておくことで、浴室から出た後の温度差で血圧が急に変わってしまうこともなく、湯冷めも防ぐことができます。
夏場なら絶対に履きたくないものですが、寒い期間はお風呂から上がって汗を拭いたらすぐに靴下を履いてしまいます。
また、濡れた頭からはどんどん熱が奪われていきますので、時間を置かずにドライヤーで髪を乾かし、すぐ乾かせない場合はタオル地の帽子をかぶってから脱衣所を出ると安心です。この場合、バスタオルを巻いたり、パーカーの帽子部分をかぶるというのでもOKです。
節約の為と言って、お風呂に入る際に寒くても我慢していると、若くても身体に負担がかかることがあります。リラックスできるお風呂タイムですから、真冬の寒さ対策をしっかり考えて快適に入りたいものです。
(Photo by http://www.ashinari.com/2009/06/21-022786.php)
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