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マンション・アパート・一軒家での引越し挨拶のポイント

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筆者はこれまで5回ほど引越しをしました。その際に実践した引越しの挨拶方法のいくつかをご紹介します。 この記事ではnanapiユーザーの体験を元にしたHowtoを紹介しています。ここに示したものは一例としてお考えください。 マンションへ入居または退去するとき、どの階までの人に挨拶をすればよいのかと迷うものですね。 我が家は5階建てで入り口が8つほどあるマンションへ入居しましたが、入居時、退去時共に自宅と同じ入り口のみですが全ての階のお宅に挨拶回りをしました。1つの階には2軒ありましたので、自宅を除いて9件です。 全ての階に挨拶をする必要はないと思いますが、筆者が住んでいたマンションの場合は階段だけで出入りするつくりになっていたため、考慮してこのようにしました。また、我が家は最上階にあったため、どの部屋の方とも毎日の出入りの際に階段などで顔を合わせる機会が多かったからというのも理由です。 とはいっても挨拶に行く時間帯にはお留守のお宅が多かったので、挨拶の品物に簡単な挨拶を記入したカードをつけて留守の場合ドアにかけてくることができるように用意しました。 ちなみに、このときの挨拶の品物は入居時には石けんセット、退去時にはフェイスタオル2枚をラッピングしたものです。これを選んだ理由はずばり予算の都合です。9軒分と多いため、1軒分を300円台に抑えられ、まとめ買いのできるもので揃えたのでした。 入居時は契約が済んだあと、一度お掃除に行った際にアパートの全戸へご挨拶に伺いました。目的は顔合わせと、引越し当日の騒音などについて了承してもらうためです。 通常は左右と真下だけでよいかと思いますが、このとき自宅のあった2階だったため、どのお宅とも通路でよく顔を合わせていました。また1階のお宅の方でよくお会いするのは手前の2軒だけでしたが、真下のお宅には物音などで迷惑をかけているでしょうから当然行きますし、残り1軒だけ行かないというのもおかしいので結局全部のお宅に挨拶回りをしました。小さなアパートならではのことかもしれません。 このときも留守のお宅が多いことが予想できたため、「〇月〇日に引っ越してくる〇〇と申します。当日はどたばたすると思いますがどうぞよろしくお願いいたします」といった内容のお手紙をつけたタオルセットを手提げ袋に入れて用意しました。 お会いできた家の方は「ここではこんなことはしないんですよ」と言いながらもにこやかに応対してくれたのが印象的です。それから数年暮らしてもご近所づきあいはほとんどありませんでした。 引っ越す時の挨拶も全戸に伺いました。 アパートの場合、在宅がどうかがわかりやすいので、帰ってきた頃を見計らって挨拶にいき、直接挨拶の品物を手渡しました。どうしてもお会いできなかったお宅には、挨拶カードをつけてポストから中に入れてきました。 このときの挨拶の品物は、アパートに備え付けのポストのサイズを考慮して小さめの箱に入ったチョコレートセットを選びました。チョコレートにした理由は、お年寄りから小さな子どものいる家庭まで、年齢層が様々だったので喜ばれそうなもの、と考えたからです。 一軒家へ引っ越してきた時の挨拶は、よく言われるように「向こう3軒両隣」にすることにしました。しかしお向かいには家が1軒しか建っていなかったため、実質は3軒分を用意するだけで済みました。 このときも注意したのは挨拶に伺うタイミング。日曜の夕方、引越し前の掃除などで何回か通った機会に挨拶を済ませることにしました。引越し当日のトラックの出入りや手伝いの友人たちのにぎやかさなどについても事前に伝えておくことができるからです。 また3軒とも古くから住んでいるお宅のようでしたので、町内会のことやゴミ出しのことなどいくつか質問して教えてもらいました。少し会話ができると打ち解けやすいと思います。 この際の挨拶の品物は、日持ちのする焼き菓子にしました。そのあたりでは珍しかったらしく、後からお礼を言われたのが嬉しかったです。 玄関から出たときにいつも顔を合わせる可能性のあるお宅へ挨拶に伺うと良いとされます。マンションやアパートの場合は通常なら「上下左右」の4軒、戸建ての場合は一般的には「向こう3軒両隣」の5軒でよいとされますが、実際の住宅の並び方によっても変わってくるでしょう。 挨拶の品物は300円から500円程度でもらって困らないものがお勧めです。最近筆者がもらった引越し挨拶の品物は、台所用洗剤、キッチン保存袋のセット、お絞りセットでした。やはりいつも顔を合わせる機会が一番多いと思われるのは奥様同士ですから、主婦がもらって嬉しいものを選ぶことがポイントですね。 また、品物には「ご挨拶」と書いたのしをつけるのがマナーとされます。のしの代わりにリボンをかけ、ご挨拶カードをつけるというのでも良いと思います。 忙しい社会で昔ほど近所付き合いが少なくなったとはいえ、どんな人が住んでいるのか全くわからないようでは困ります。やはりお互い気持ちよく住むためには引越しの挨拶回りは大切ですね。 (イラスト by 著者)

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