「成田離婚」という衝撃的な言葉がそう珍しいものでもなくなり、「できちゃった結婚」という言葉もいまではごく当たり前に結婚する理由の一つになっている今日このごろ。
結婚をとりまく環境は色々ですが、「結婚したら幸せになりたい」とは誰もが思っていることと思います。いったいどうしたら、幸せな結婚生活が長く続けられるのでしょうか?
この記事では、幸せな結婚にとって大事なポイントを著者の経験を踏まえてご紹介します。
幸せな結婚にとって最大かつ唯一と言ってもいいのが、「自分よりも相手を大事にする」という事です。
しかし、相手がどう思っているか測るのは本当に難しいものです。
新婚当初、歩道を歩く時にどちら側を歩くかでモメた事がありました。車道側は危ないので、相手には歩道側を歩いて欲しいのですが、どちらも車道側を歩こうとして譲らなかったのです。
結局、「みんなそうしてるから」という理由で奥さんに歩道側を歩いてもらう事に。後ろからクルマが来て危ない時は引っ張れるようにと必ず手を繋いで歩くようになりました。
とは言え、「こういうときはこう」「この場合はこう」と立ち回り方だけを考えていてもこの思想は根付きません。「こういう事を言った時は、心の中ではどう思ってるんだろう?」、「実はこういう事をしたいんじゃないかな?」と思いを巡らせる事から始めると自然と根付いていきます。
よく、「結婚は価値観が似たモノ同士でないとうまくいかない」ということを聞きます。ですが、二人の生まれも育ちも、生活習慣や地域の慣習・風習も違うので、価値観が全く同じという事は滅多にありません。
しかし、価値観をすり合わせていく事は出来ます。一番いい例が「みそ汁の味」です。
長距離恋愛だったりすると、自分は味の濃い地域で育ち、相方は薄目の味付けが主流の地域で育つ、といった事もしばしば。ですがここで「中間くらいの味にしてあげるね」といった一言があれば全然違います。
ダンナの方が「食べに帰らなきゃ」という義務感を持っていたとしても、こんな事を言われたら義務感も和らぐでしょう。結婚前は飲み歩いていたのに、晩ゴハンは極力家で食べるようになったりします。
究極のコミュニケーションとも言えるのがセックス。仲直りのセックスは都市伝説ではありません。
疲れているからと言って一度セックスを拒否したらそのままセックスレスになってしまったというような人がとても沢山います。夫婦であってもセックスはやはりデリケートな行為。実にささいな事から簡単にセックスレスになったりします。
一度レスになってしまったら、したいしたいオーラを発しつつ、布団の中で毎日相手の背中でもなでてあげてみましょう。そんな事から復活する事もあります。イチャコラできる毎日って、本当に幸せですよ。
結婚とは「自己主張」よりも「迎合」すれば丸く収まる世界。曲げられないポリシーなどがあっても、「それがそんなに大事な事か?」と今一度自分の心に問うてみるといいでしょう。
領土を拡大する争いをしているように、家事や育児の分担をして出来るだけ自分の時間を作ろうと戦っている夫婦も多いですが、お互いが今の"仕事"に専念できるのは誰のおかげか、今一度考えてみるといいかもしれません。
(Photo by http://www.s-hoshino.com/f_photo/bridal/br_010.html)
↧