ソーシャルゲームで遊んでみよう
前の記事では「サクッと遊べるゲーム」を中心に紹介しましたが、やはりFacebookでゲームを遊ぶなら、ソーシャルゲームは外せません。
ソーシャルゲームとは、簡単に言ってしまえば、Facebook上の知人や友人と協力したり、競い合ったりしながら遊ぶゲームのこと。Facebookには、全世界4,700万人(2012年1月末時点)がプレイする「CityVille(シティビル)」をはじめ、本格的なソーシャルゲームがたくさんあります。
この記事ではまず、「ソーシャルゲームってどういうもの?」という人向けに、ソーシャルゲームの特徴とその面白さを紹介します。
ソーシャルゲームの3大要素
一口にソーシャルゲームと言ってもいろんなゲームがありますが、多くのゲームに共通するのは以下の3点です。
人とのつながりを使って遊ぶ
短い時間でパッと遊べる
現実の時間と連動して遊ぶ
「CityVille」を例に、それぞれもうちょっと詳しく見ていきましょう。
人とのつながりを使って遊ぶ
最大の特徴は何と言っても、「Facebook上の友人・知人と遊ぶ」という点です。
たとえば「CityVille」は、市長となって自分の街を発展させていくゲームですが、友達にシティホールのスタッフとして働いてもらったり、友達から建物の素材を送ってもらったりできるのが特徴。もちろん逆に、自分が誰かの街作りを手伝ってあげることもできます。
不思議なもので、RPGの村人におつかいを頼まれても面倒臭いだけですが、それがリアルな友達だと「よし、手伝ってやろう」という気になる。そうすると今度は、さっき手伝った友達が自分のゲームを手伝ってくれて、どんどんゲームが進んでいく――。
ソーシャルゲームはゲームであるとともに、友達とのコミュニケーションをより活発にするためのツールでもあるわけです。
短い時間でパッと遊べる
ちょっとした空き時間にパッと始めて、いつでも好きな時に終わることができる――というのも、ソーシャルゲームの大きな魅力のひとつ。
たとえば「CityVille」だと、1回あたりのプレイ時間はだいたい5~10分くらい。もっと遊ぼうとしても「エナジー」がなくなり、それ以上やれることがなくなってしまいます。
エナジーは建物を建てたり、街を開拓したりするたびに減っていく、言わば「行動力」のようなもの。
エナジーがなくなったら、しばらくゲームのことは忘れて、仕事に戻りましょう。エナジーは時間で回復するので、2~3時間してから戻ってくれば、また十分なエナジーが溜まっているはず。「エナジーがなくなるまで遊ぶ → しばらく待って、回復したころにまた遊ぶ」というのがソーシャルゲームの基本的なサイクルです。
現実の時間と連動して遊ぶ
もうひとつ面白いのが、「現実の時間と連動している」という点でしょう。
「CityVille」で言うと、わかりやすいのが作物を植えたとき。たとえばニンジンだったら植えてから収穫まで実際に8時間待たないといけない。もちろん、その間ずっとゲームを起動しておく必要はなく、プレイヤーは何かほかのことをしていてOKです。
そうやって種を仕込んでおくと、8時間後に「収穫する」楽しみができる。ソーシャルゲームにはこうした、「現実の時間を使う」仕掛けがたくさんあります。
「時間」というのはプレイヤー全員が共有するものですから、それをどうやりくりするかも腕の見せどころ。自分が遊んでいない間も、自分や友達の街では時間が流れ続けている――というのもソーシャルゲームの面白いところです。
誰かと共有する面白さ
上で挙げた3つの要素は、「CityVille」だけでなく、ほとんどのソーシャルゲームに共通して盛り込まれています。
大事なのは、誰かと「データ」と「時間」を共有しながら遊ぶということ。家庭用ゲームでも、一人で遊ぶよりは誰かと一緒に「どこまで進んだ?」とか話したり、「アイツはもうあそこまで行ってるのか」とか考えたりしながら遊んだ方が楽しい。それをソーシャルメディア上でやってしまったのがソーシャルゲームなのです。
では実際にはどんなゲームがあるのか? 次のページでは、ぜひ遊んでおくべきオススメのソーシャルゲームを紹介します。
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