妊娠が分かると、本当に嬉しいものです。自分のお腹の中に、赤ちゃんがいるんだと思うと、なんだかわくわくしますよね。
だけど、そんな幸せな気分に浸れるのもつかの間。マタニティー生活の、最初の試練、つわりが始まります。
筆者にとってこの時期は、約10ヶ月間続く妊娠生活の中で一番つらい時期でした。そんな辛いつわりをどんなふうに乗り切ったのか、その方法を紹介したいと思います。
お腹に赤ちゃんがいるのだから、栄養をしっかり摂らないと・・・と気負ってしまうと、かえって気分が悪くなりました。
この時期は赤ちゃんがまだ小さいので、必要としている栄養は少し。だから、お母さんは食べられそうなものを少しずつ食べれば良いと助産師さんからアドバイスを受け、気持ちが楽になりました。
それからは無理に食べることをやめ、食べられそうな時に喉越しの良いあっさりしたものを少しずつ食べるよう心がけました。
つわりで辛いからと、家にこもってごろごろしていると、かえって気分が悪くなってしまうことが多かったです。
そこで、体に負担がかからない程度の外出で、気分を紛らわすようにしました。お天気が良い日の軽めの散歩が一番効果的でした。
また、家で自分が作った食事は食べられないのに、なぜか友人と外食に出かけるとしっかり食べられてしまう、ということもよくありました。
つわりの辛さは気持ちの持ちよう、という部分も、多少はあるのかもしれません。
つわりの時に一番つらかったのは、食べ物のニオイです。鼻が敏感になり、普段のおいしそうなご飯の香りでも吐き気がしてしまいました。
炊きたてのご飯はニオイが気になって食べられない日が続いたので、あえてご飯を冷やすことにしてみました。
冷やすと全くニオイが気にならず、あっさりして、気分が悪い時でもどんどん食べられてしまいました。
また、冷ご飯にふりかけをかけておにぎりにすれば、ご飯の風味も全く気にならず、つわりを乗り切るのに一番適した食事になりました。
よくゼリーやアイスなら食べられると言いますが、やっぱり甘いものよりも、ご飯を食べたほうが栄養面で安心ですよね。冷ご飯にふりかけは、その点でも良い方法だったと思います。
辛い辛いつわりの時期。ですが、時が過ぎれば自然に治まるものです。期間限定の辛さだと考え、うまく気分を紛らわしましょう。
(Photo by 足成)
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