妊娠すると、女性の体は大きく変化します。体型も変わりますし、体調も、つわりがあったり味覚が変化したりします。しかしそんな体調の変化は初期に一番大きく、安定期と呼ばれる5ヶ月頃になると、徐々に落ち着いていきます。
3度の出産を経験した筆者が、妊娠5ヶ月ごろにどのような体調の変化があったのか、紹介したいと思います。
つわりが始まり、とにかく食べ物を見るのもニオイをかぐのも気持ち悪い状態になりました。テレビで食べ物を見ることさえ、イヤになってしまいました。
この時は家事をするのが辛く、食べ物で溢れるスーパーに買い物に行くのがとても億劫になりました。お料理を作るのも、吐き気と戦いながら毎日が戦争のような日々でした。
また、高温期が続くため、常に体が熱っぽく、眠気と倦怠感に襲われました。寝ても寝ても眠たい状態で、｢気持ち悪い。眠い。｣という毎日が約3ヶ月間続きました。
頭痛もひどく、歩くとボンボンと響くような頭痛が時々ありました。特に、天気の悪い日は、頭痛がひどいように感じられました。
体型の変化は、お腹はまだ目立ちませんでしたが、胸が張って、自分だけに分かる「いつもと違うな・・・」という程度のものでした。体重はつわりで3キロも落ちてしまいました。
妊娠5ヶ月に入ると、ようやくつわりの症状が治まり、食べ物がおいしいと感じられるようになりました。
また、高温期が落ち着き、体の熱っぽさもなくなり倦怠感や眠気にも襲われなくなりました。
5ヶ月ごろになると、今までの体調不良がウソのようにすっきりするので、動き回りたくてしかたなくなりました。
とくに、掃除がしたくてたまらなくなります。これは出産後に赤ちゃんが快適に過ごせる部屋を作りたいという、巣作りの本能のようです。
また、食事にも変化がありました。今まで、喉越しの良いあっさりしたものを食べたいと思っていたのが、急にがっつりしたものを食べたくなりました。
ただ、ニオイに関しては引き続き敏感なままで、妊娠前は平気だった食べ物のニオイを受け付けなかったり、動物のニオイに吐き気を催すこともありました。
体型は、少しですがお腹が出てきました。でも、まだ周囲からみれば「太ったのかな？」という程度の変化です。体重も、少しずつですが増え始めました。
妊娠中のめまぐるしい体の変化についていくのは、なかなか体力・精神力のいることです。不安になることも多々あります。
経験者の話を聞いて「みんな、そんなもんなんだ」と思うと、少し気が楽になると思います。この記事がそんな妊婦さんのお役に立てれば幸いです。
（Photo by 足成）
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