筆者は、2年間浪人生活を送っており、1年目は予備校に通い、2年目に自宅浪人をしています。
予備校浪人も自宅浪人も経験しているので、これらの違いをよく理解しています。
今回は、特に自宅浪人にフォーカスしてみます。
勉強方法は他の多くの方が書かれていますので、ここでは、最低限意識する勉強以外のことを紹介します。
この経験がみなさんのご参考になれば幸いです。
そもそも、浪人生活は、とても孤独なのです。
同級生が社会に出たり、進学したりして、楽しそうな生活を謳歌している中で、黙々と勉強に励まなくてはならないからです。
それが、予備校に通う事ができれば、その通学中で同級生に会ったり、予備校で同じ目標を持った仲間と出会うことさえできるかもしれません。
何より、家から出て、他人と接する機会があるのです!
それが、自宅浪人となると、孤独感をより一層感じることでしょう。自宅浪人は、この孤独感との戦いとも言えるかもしれません。
家で勉強に集中していると、何日も家から一歩も外に出ないということも出てきます。
自宅浪人をしていると、そもそも勉強部屋から出る機会が少なくなりがちです。
こうなってくると、気付かないうちにストレスが溜まってしまい、突然ウツ症状が出たり、無気力になってしまったりと、精神的に支障をきたしてしまうこともあります。
ただ外に出て散歩するだけでも良いので、外の世界と触れ合いましょう。これだけで、気持ちが解放されるものなのです!
その1で述べた通り、外出しないことが多くなると、場合によっては1日中誰とも会話しない日も出てきます。
あっても、家族と少し会話する程度であったり・・・
これでは、自分の気持ちをアウトプットする機会がなくなり、やはりストレスが溜まってしまいます。
何日も誰とも会話せず、自分の声を聞かない日が続くといったことを経験したことがありますか?
これは、私のように独りが好きというような人でも例外無く、とてつもないストレスとなるのです。
精神的なことで何も気力がわかなくなり、勉強に集中できなくなってしまっては、浪人生活の意味がありませんよね。
実は自宅浪人では、誰とも話さないということが一番辛い事なのです。
誰でもできる、かなり簡単な2つのことを書かせていただきましたが、自宅浪人は、人との関わりが断絶されてしまうため、本当に人が恋しくなってきてしまうのです。
自分の世界だけに閉じこもらないこと
自宅浪人では、これが一番重要なのです。
現時点では受験は失敗ということになっていますが、最終的に合格を勝ち取り、みなさんが受験を成功で終えれることを祈っています。
(photo by TARAO)
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